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読書日記
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印象的な表紙に惹かれて読んでみました
桐野さんの本はあまり読まないのですが、この本は読みやすい文体でした。
今どきっぽい読み手にやさしい語り口。文体自体にはクセがないです。
とゆうか本のテーマ自体がちょっと重いのでくせのある書き方だと読む人を選ぶのでしょうかね?
ちなみに私が重いなーと思ってしまったこの本のテーマは
「育ち方による人格形成〜犯罪者編」みたいな感じ。
アイコという悪癖のある女性が主役なのですが、最初の2、3章はそれに関連する短編小説風。
個人的には第一章目のカップルの話が興味深かったです。もっとその2人を知りたかったな。

この小説を検索かけてみたら公式サイトにピカレスクロマンと書いてあって、
知らない単語だったのでウィキペディアで見てみました。

wikipediaによるピカレスクの記事


*出生に含みのある表現がある(ユダヤ人、娼婦の子であることを暗喩しているものが多い)
*社会的には嫌われ者である(が、カトリック的には慈悲を施すべき対象)
*食べる(生きる)ために罪を犯したり、いたずらをしたりする

というような特徴を持った者のことを「ピカロ」という。


らしいのですが、それならまさにアイコはピカロそのものですね。
私は最初のカップルに感情移入して読んでしまったためかアイコは憎い存在だったのですが、
一概に何がいけなかったのかを考えると延々ループしてしまって答えが見つからないですねー。
アイコのDNAがいけなかったのか、育て方がいけなかったのか、
環境がいけなかったのか、それとも彼女自身がいけなかったのか。
すべてがダメ?では彼女は悪くないのか。。。
どこからが彼女の責任でどこからが周りの責任?
どこからがアイコの個性で、どこからがアイコの個人??

やっぱりループして悶々としてしまいます。
そんな悶々としたバットエンドでした。
ただ、割とサクッとした読みやすい文体なので勢いで読み終えてしまえます。
話が話なのでちょっとグロい表現もありますが。

それにしても表紙が本とよく相まっていて素敵です。
タイトルがおしゃれでいて内容にうまくかかっています。
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